ニートラッコさんのまいにち

アラサーニートの日々の記録です

30代無職の腰痛事情

昨年の3月それは突然やって来た。

今でもハッキリと覚えている。

仕事中トイレに立ち廊下に出るところで大きなくしゃみをした時だった。

腰に大きな衝撃が走った、魔女の一撃とはよく言ったものだ。私の場合は0.5撃とでも言おうか、くしゃみ一つで右側の腰を痛めてしまったのだ。ぎっくり腰一歩手前のような状態で、その後は立ち座りや姿勢を変える時には細心の注意を払い過ごした。

あと2週間程で最終出勤日を迎えるところだったので休むのも憚られ痛み止めを飲み腰に湿布を貼ってなんとか凌いだ。

それから一年、私の腰は良くなったり悪くなったりの繰り返し。長時間車に乗ったりすると腰痛を悪化させてしまうようだった。

 

そして先月一歳半になる姪っ子と動物園に行った時のことである。ペンギンの顔はめパネルに姪っ子をはめるため抱きかかえて中腰になった時、またあの衝撃が走ったのだ。

そこからはベビーカーを杖代わりに園内を回るしかなかった。高齢者のお買い物カートと同じ原理である。無職の上に腰が痛くて姪っ子も抱っこできないなんて役立たずにもほどがある。

 

それから一月ほど経ったが腰痛は改善せず、寝返りを打つのにも激痛が入る始末。文字通り重い腰を上げて整形外科を受診することにした。

診察の結果筋肉痛の様なものとの事でぎっくり腰でもないという。痛み止めと湿布を処方された。数日経っても痛みは取れないので今度は整骨院に行ってみる事にした。

高いところだと一回の施術で6,000円ほどかかるところもあったので、Googleマップのレビューやサイトを入念に調べた。とてもじゃ無いが無職の分際で6,000円の整体にかかるなんてできない。

無事に家から徒歩5分ほどのところに古くからやっていそうな安心価格の接骨院を見つけ、そこに決めた。

何より良かったのは予約をしなくていいところで、来た順で施術してくれるところだ。私は予約が大の苦手で、まず第一に予約の電話が苦手、第二に予約の日を覚えるのが苦手、第三に予約の時間に間に合わせるのが苦手なのである。ただの時間にルーズなクズなのだが、有難い事にその接骨院は予約不要。

早速行ってみた。(早速というのは嘘で接骨院を見つけて1日半間が空いた。シャワーを浴びるのが面倒だったからだ。)

問診票を書き診察台に上がると先生が腰を触ってこちらの話を聞きながら色々説明してくれた。最近太りました?と聞かれ仕事を辞めて8kgほど太ったなと思いながら、へへへと愛想笑いをした。

先生によると3〜5kg痩せた方がいいとの事で、増えた体重の負担が腰に掛かっているそうだ。確かにお米5kgより重い脂肪を身につけて毎日生活しているのだから納得である。

その後ウォーターベッドのマッサージマシーンや下肢のマッサージマシーン、背面に電気を流してもらって最後は先生にストレッチをしてもらって終了。次々に患者がうまいことこのマシーンに配置され移動する様はなんとも効率が良く工場のベルトコンベアを流されている様でよい。

 

そしてたった2回で寝返りを打つ時の激痛はなくなりかなり楽になった。なぜもっと早く接骨院に行かなかったのだろうか。

先生によるとここで調子に乗って掃除など家事をすると腰がまた衝撃を受けるそうなので、合法的に家事をサボった。

 

日々マッサージを受けるだけの無職誕生である。